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2016年01月08日

  • [中部]

祝!スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールド活動四半世紀

2015年12月20日(日)、富山県南砺市(旧福野町)の「スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールド」の四半世紀記念感謝パーティーにご招待いただき、参加してきました。


スキヤキ名物の巨大人形!メキシコのアーティストの案をもとに手作りされたものです。


◆2002年受賞 富山県南砺市「スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールド」
http://www.suntory.co.jp/sfnd/prize_cca/detail/2002c1.html
◆次世代へのバトン
http://www.suntory.co.jp/sfnd/tohon/baton/07_01/index.html



スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールド」は坂本九さんの世界的ヒットソング「上を向いて歩こう」の別名である「スキヤキソング」にちなみ、世界に文化・情報を発信しようと富山県旧福野町の青年たちが始めたワールドミュージックの祭典です。
毎年8月に世界中からミュージシャンが集まるこのフェスティバルの25周年を祝い、昨年の12月20日(日)に感謝パーティーが開催されました。



机札は国別。スキヤキらしさが伺えます。



当日は活気に満ちた楽しいパーティー!
音をお届けできないのがとても残念ですが、今回はその一部を文章と写真でご紹介します。


こちらは1995年に結成された「スキヤキ・スティール・オーケストラ」。


このオーケストラに入るために福野に引っ越してきた方もいるんだとか!


トリニダード・トバゴから講師を招き、一ヶ月間スティールドラムのワークショップを開催したことがきっかけで結成された市民ユニットです。ドラム缶でできたスティールドラムをマレットで叩き、メロディーを奏でます。総勢30名が踊りながら演奏する姿は圧巻。会場を包み込む金属特有のボワーンとした温かい音色と皆さんのはじける笑顔に会場みんなが釘付け!
会場は瞬く間にひとつになりました。



こちらは2013年に結成されたブラジル北東部の打楽器音楽ユニット「トゥーマラッカ」です。一昨年の「第36回サントリー地域文化賞贈呈式」でもその華やかで躍動感溢れる音楽をご披露いただきました。


鳴り響く打楽器と手拍子!トゥーマラッカの演奏には楽譜がないそうです。


ここにいればみんなが仲間です!トゥーマラッカの奏でる軽快でリズミカルな音にあわせて、実行委員長も市長も元気に踊ります!
私も踊ります!
音楽に包まれた会場で地元の皆さんと一緒に踊っていると不思議と身体が軽くなり、どこか違う世界へ来たかのような感覚です。陽気なダンスと勢いある打楽器音楽で会場はますますヒートアップ。

「趣味というか、生活の一部。ライフワークみたいなものだね。」と語るトゥーマラッカ代表・小山晃弘さんの思いも
伝わってきました。



この他にも様々なアーティストが演奏してくださり、「これがスキヤキなんだ!」と実感。本当に楽しい楽しい一時でした。


***


いまや富山県、日本を代表するワールドミュージックの祭典となったスキヤキ・ミーツ・ザ・ワールドですが、初代実行委員長・河合秀和さんは当時を次のように振り返ります。


「まわりが町おこしをしている中、福野だけ何もなかった。福野だけ何もないねと言われた。だから、町の青年部が集まって始めたのがスキヤキ。音楽はあくまで手段でしかなかった。とにかく何かしないといけないなと思って始めただけだから、3年続けばいいなと思っていた。」


第1回の出演者はブラジルからの1組だけでした。


こうして町の青年たちが始めた小さな手作りのお祭りでしたが、一過性のものではなく、継続的に発展していきます。


その理由は「人」。皆さん口を揃えて言います。
「福野は人が最高!」と。


今では
200名以上のボランティアスタッフが一年を通じて準備を行っています。また、子どもから大人まで参加できるワークショップを開催したり、「スキヤキ・スティールオーケストラ」や「トゥーマラッカ」などの市民によるワールドミュージックのオリジナルユニットを結成したりと他に例を見ない市民参加型のお祭りへと成長しました。市民の皆さん自身がこの祭典を愛し、自ら"文化の作り手"になったのです。


ご自身もスキヤキの大ファンと語る田中幹夫・南砺市市長にお話を伺いました。

「一流のものを集めることは中央でないとできないと言われてきたが、地方でもできることを証明した。むしろ地方だからこそ、市民ボランティアが支えてくださっているからこそ、こんなに成長した。スキヤキを通じてみんなが"わくわく"している。地域文化は地方創成のキーワードだと思っている。」



会場にはこれまでのポスターがずらり。25年間の歩みがわかります。



スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールドを生み、25年という永きにわたり、支え・育ててきた市民の皆さんとそれを応援し続けてきた行政の姿を垣間見、心強さを覚えるとともに、なんだかとてもとても温かい気持ちになりました。



昨年の様子。屋外での演奏はまた格別だそうです!(写真提供:小山晃弘氏)


今年の開催は2016年8月26日~28日です。
元気いっぱい、パワー炸裂のスキヤキを体験しに、ぜひ福野へ足をお運びください!私も行きたい!

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投稿者(栗)

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