• <事務局通信>

2018年07月05日

第11回「サントリー文化財団フォーラム・東京」を開催

サントリー文化財団では、アカデミズムとジャーナリズムの橋渡しを目的に、新聞社・出版社の方を対象としたフォーラムを東西で年5回程度行っています。
7月2日(月)、通算50回目、東京では第11回目のフォーラムを開催し、牧原出氏(東京大学)と奈良岡聰智氏(京都大学)にご登壇いただきました。



今回のテーマは「歴史の読み方、聴き方」です。

前半は「日本の公文書管理制度の現状と課題―歴史研究者の視点から」と題し、奈良岡先生より公文書のヘビーユーザーとしての実感を持って、イギリスと比較した日本の公文書管理制度の現状・課題や、公文書の作成・使用時のルール策定の必要性についてお話しいただきました。また、公文書だけでなく、第4の権力としての新聞社の文書、企業や個人の文書など幅広い範囲に内容は及び、向き合うべき様々な課題が浮き彫りになりました。

後半は牧原先生に「公文書の政治とオーラル・ヒストリー」をタイトルにご報告いただき、電子媒体やHDDの進化による公文書に対する世代間の認識ギャップ、文献にあたる従来の歴史学とは異なる手法としてのオーラル・ヒストリーの昨今の展開や価値などについて、時事的な話題も絡めながらお話しいただきました。また、全文書保存の時代、国民にとって何が機密なのか、また何を"いま"公開すべきでないのかについて活発な議論が起こってほしいとの提案がありました。


公文書問題がホットないま、多くの方にお集まりいただき、熱気伝わる会となりました。当日の内容を交えたエッセイは後日WEBアステイオンにて公開予定です。


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投稿者(栗)

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