• <事務局通信>

2018年09月10日

「堂島サロン」でベルリンを訪問

2018年8月7日~11日「堂島サロン」でドイツ・ベルリンにてインタビュー調査を行いました。

「堂島サロン」は、現在の日本の知的状況への反省を出発点として、大学や高等教育が担うべき役割や、人文科学・社会科学分野の知の有り様を、専門分野を超えて語り合おうと始まった集いです。
メンバーは、ホストの猪木武徳氏(大阪大学名誉教授)、宇野重規氏(東京大学教授)、大竹文雄氏(大阪大学教授)、堂目卓生氏(大阪大学教授)に加えて、今回はドイツの経済史がご専門のばん澤歩氏(大阪大学教授)にもご同行いただきました。

社会史がご専門のユルゲン・コッカ氏(ベルリン社会科学研究センター教授)へのインタビューではドイツにおける人文社会系学問に対する伝統や知識人の態度、東ドイツと西ドイツにおける人文学の扱いの違い、政府の大学への予算など、歴史を俯瞰しながら最近の事柄まで、議論は幅広い内容に及びました。

歴史社会学がご専門のヴォルフ・レペニース氏(ベルリン高等研究所Permanent Fellow)も訪ねました。
サントリー文化財団では、かつてアメリカン・アカデミー、ベルリン高等研究所と共に、日米独三ヶ国の論文を紹介する雑誌『コレスポンデンス(Correspondence)』(1997年~2004年)を発行していました。レペニース氏は、この編集を山崎正和氏、ダニエル・ベル氏と共に担っていた、文化財団と縁の深い方です。

高等研究所では、世界中から招かれたフェロー(研究員)が、短期的成果を求められることなくのびのびと研究を行っています。人文・社会科学分野の研究者のほか、科学者や芸術家もフェローとして滞在していて、コンサートやセミナーといった交流活動も積極的に行っています。レペニース氏とは、学問分野間のコミュニケーションや評価のあり方について意見交換を行いました。

さらに、日本学がご専門のカティヤ・シュミットポット氏(ボーフム大学教授)へのインタビューも行い、ドイツの研究職や日本学の現状についてお話を伺いました。この成果は、今後の堂島サロンでの議論に還元してまいります。






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投稿者(麻)

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