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2019年05月23日

国際シンポジウム「高齢化社会はチャンスになりうるか」(東京)を開催

 サントリー文化財団の設立40周年記念事業のひとつである、国際シンポジウム「高齢化社会はチャンスになりうるか」を、517日(金)に東京の国際文化会館で開催しました。 世界に先駆けて超高齢化社会を迎えた日本が、どのように幸福な社会を築いていけるか。日本と世界の事情に詳しい第一線の専門家をパネリストに招いて、田所昌幸氏(慶應義塾大学教授)の司会のもとで議論いただきました。

 サントリー文化財団の副理事長である、鷲田清一氏のご挨拶に続き、英誌「エコノミスト」元編集長で、国際ジャーナリストのビル・エモット氏が、「日本の運命─少子高齢化時代における幸福」をテーマに基調報告を行いました。シンポジウム風景

 エモット氏はバブル景気崩壊後の日本の経済停滞の原因を分析したうえで、これからの令和時代には、よりいっそうの女性の活躍と社会の多様性、柔軟な労働環境の提供、そしてすべての世代の人々が地域社会へ参加することが必要であると語りました。 

 つづいてのパネル・ディスカッションでは、ディビッド A. ウェルチ氏(ウォータールー大学教授)がモデレーターを務め、ジョナサン・ラウシュ氏(ジャーナリスト)、マルガリータ・エステべス・アベ氏(シラキュース大学准教授)、吉川洋氏(立正大学学長)がパネリストに加わり討議しました。

 その中で、「寿命が延びるということは、より長い期間、若く健康でいられるということで、これは人類が今までに与えられた贈り物の中で最も素晴らしいものだ。この新しい状況にあわせて、社会や精神の構造を変えなければならない」「そのためには、非正規労働に代表されるような社会の格差は望ましくはない」「人々が十分な収入を得られなければ、高齢化社会を支えるために必要な税金を払うことができない」など、様々な問題と対策が挙げられました。

 このシンポジウムの内容については、後日、ビデオとレポートを公開予定するです。

*国際シンポジウム「高齢化社会はチャンスになりうるか」は、日本の問題を世界の先進事例として検討するために、サントリー文化財団が2012年から行っているプロジェクト「グローバルな文脈での日本(JGC)(代表:田所昌幸氏)の一環として開催しました。

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投稿者(典)

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