• 事務局通信
  • 地域文化ナビ

2016年10月28日

第38回 サントリー地域文化賞贈呈式・記念パーティ開催

9月30日(金)ANAインターコンチネンタルホテル東京にて「第38回 サントリー地域文化賞」贈呈式・記念パーティを開催しました。

syuugou
正賞の楯を持った5団体の受賞者代表者と鳥井理事長。

今年の受賞者は以下のとおりです。
リンク先に、活動を紹介する動画(各2分程度)もありますので、ぜ
ひご覧ください!

◆山形県上山市 上山市民俗行事加勢鳥(かせどり)保存会
   コミュニティの核となる旧正月の民俗行事を復活・継承
◆静岡県伊豆の国市 パン祖のパン祭
   パン祖・江川坦庵にちなんだパンのお祭りを開催
◆島根県隠岐の島町 全隠岐牛突き連合会
   人牛一体となった独特の闘牛、牛突きを保存・継承
◆徳島県鳴門市  鳴門「第九」を歌う会
   アジア初演の地として全国の愛好家と共に「第九」を歌い継ぐ
◆高知県黒潮町  砂浜美術館
   砂浜を「美術館」に見立て地域資源を「作品」として展示



今年は過去最高の400名を超えるお客様が来場。笑顔溢れる、晴れやかな会となりました。

oosawa
「上山市民俗行事加勢鳥保存会」会長の大沢健一さん。
担い手集めに苦労した時期を振り返って、これからも様々な工夫をしながら末永く伝承していきたいと決意を新たに。

kasedori
会場には、「加勢鳥」の展示も。
ワラでできた被り物の下は薄い着物で、足元は足袋にわらじだけ。
真冬にこの姿で水をかけられるのを想像すると・・・楽しむ気持ちがあってこその伝統行事です!

sugiyama
「パン祖のパン祭」代表の杉山大一さん。
パン店の店主で、パンへの愛と情熱は人一倍です。
受賞を機に、祭のメインイベント「全国高校生パンコンテスト」をますますパワーアップさせたいと夢を語ってくださいました。


pan
今年の「全国高校生パンコンテスト」大賞のパンを、杉山さんが焼いてきてくださいました。
奥には地元でパン教室を行う静岡県田方農業高校の生徒さんたちが作ったパンオブジェ。パン祖・江川坦庵も微笑んでいます。


oki murakami
「全隠岐牛突き連合会」会長の村上芳雄さん。
メンバーの門脇浩輔さんをステージに呼び、相撲甚句を一節!
張りのある美声に、会場も手拍子で応えました。

oki syuugou2
現役の力士(!)を含む隠岐の島町出身者をはじめ、約50人の方々がお祝いに駆けつけました。
「牛突きを支える地域の力はかけがえのないもの。今回の受賞もその賜物」という村上さんの言葉どおり、皆さんに牛突きが愛されているのを感じました。

kamei

「鳴門『第九』を歌う会」副理事長の亀井俊明さん。
亀井さんは、1983年の第一回「サントリー1万人の第九」参加、1986年のサントリーホールこけら落し公演鑑賞、そして今回のサントリー地域文化賞受賞と、ご自身とサントリーには3度の縁があるとのこと。
「サントリーが長年文化支援を続けてきたからこそ」という言葉には、思わずじーん。
30年以上活動を続けてきたからこそ、継続の大切さを語る言葉に重みがあります。

yamakyou1
パーティの終盤、2001年度の受賞者「山形交響楽団」の皆さんにお祝いの演奏をご披露いただきました。
サプライズで「第九」の合唱部分も!「第九」を歌う会の方はたいへん喜んでくださいました。

murakami

「砂浜美術館」代表の村上健太郎さん。
美術館の館長は、なんと黒潮町の海を泳ぐニタリクジラ。館長は村上さんの胸元で、ピンバッチに姿を変えて参加しました。
砂浜を美術館に見立てた遊び心を、「地域文化」と評価してもらったことを誇りに思うと仰っていました。


Tsyatu Tsyatu po-zu
会場にも、Tシャツがひらひら。「砂浜美術館」の皆さんでTシャツの「T」ポーズ!


umebara2

デザイナーの梅原真さんに、祝辞と乾杯のご発声をいただきました

デザインの力で地域に元気を与える梅原さん。
日本全国同じような風景にしてはならない、地域が個性豊かに輝いてほしいと受賞者にエールを送りました。

私たちサントリー文化財団も、地域文化に携わる皆さんが笑顔で輝けるよう、これからも応援を続けていきます!

一覧に戻る

投稿者(麻)

ページトップへ

ページトップへ