• 事務局通信

2017年02月24日

「可能性としての『日本』研究会」で
仙台に行ってきました

サントリー文化財団では2012年より、鷲田清一氏を代表に「可能性としての『日本』研究会」を開催し、21世紀のグローバル化する社会のなかで、日本から提示できる「個性的な普遍」とは何かについて考えています。

今回は研究会のスピンオフとして、宮城県仙台市で開催された「てつがくカフェ@せんだい」(2017218日開催)に参加しました。「てつがくカフェ」とは、普段は当たり前だと思っていることを対話することによって、自分自身の考えをより逞しくすることの難しさや楽しさを体験する場です。

この日のテーマは「『震災遺構』って何?」。仙台での開催は57回目とのことで、常連の方も初めての方も同じ場に集い、なぜ、何のために、どのようなものを残すべきなのかについて、活発な意見交換が行われました。

前日の217日には、東日本大震災で大きな被害を受けた、仙台市の荒浜地区や南三陸町の旧防災庁舎の視察を行い、震災による被害の様子や震災前の街の記憶をどのようにのこすべきかと模索されている様子を見学しました。

研究会ではこれまでの議論や視察で得た知見などを成果としてまとめ、書籍として出版する予定です。


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