- 事務局通信
2017年05月18日
第9回「サントリー文化財団フォーラム・東京」を開催
5月12日(金)東京・経団連会館にて、第9回「サントリー文化財団フォーラム・東京」を開催しました。
サントリー文化財団では、日頃よりお付き合いのある先生方と新聞社・出版社の皆様とでフランクにご懇談いただく場として、年5回程度「サントリー文化財団フォーラム」を行っています。
今回は3月に出版された『舞台をまわす、舞台がまわる―山崎正和オーラルヒストリー』に関連して「行動する知識人」をテーマに、苅部直氏(東京大学)と渡辺靖氏(慶應義塾大学)のお二方をお招きしました。
渡辺氏:「アメリカの知識人と政治」
ヨーロッパへのアンチテーゼとして反知性主義やプラグマティズムが育ったアメリカの歴史や風土、またトランプ時代とレイマンコントロールなどについてお話しいただきました。
苅部氏:「文化と政治をつなぐもの――日本の知識人の過去と未来」
江戸と明治の時代から現在の「有識者会議」時代までの知識人と政治との関わり、グランドデザインや専門知など求められるものの変遷などについてお話しいただきました。
***
過去最多の44名の方にご出席いただき、「知識人の定義とはなにか」、「今後知識人が行動するうえでの最も大切なプラットフォームはなにか」、「既存の活字メディアはどうすべきか」など質疑も多数寄せられる大変賑やかな会となりました。
後日、本フォーラムの内容を交えたエッセイをwebアステイオンに掲載予定です。