- 地域文化ナビ
2018年10月22日
- [東北]
全国太鼓フェスティバル30周年記念大会に行ってきました
岩手県陸前高田市ので開催される「全国太鼓フェスティバル」が今年で30回目を迎えました。
全国太鼓フェスティバルは2005年に「サントリー地域文化賞」を受賞。2011年の東日本大震災では大きな被害を受けながらも復興に向けた起爆剤として活動する姿に特別賞が贈られました。平成元年から途切れることなく開催され、今回で30回目となります。
今年は4月に新しくオープンした施設「夢アリーナたかた」での開催となり、新たなスタートの回となりました。
新しい会場となった「夢アリーナたかた」
地元岩手県だけでなく、静岡県や大分県など全国から10団体が参加。小学生からベテランまで老若男女の出演者がこの日のために鍛錬した魂のこもった演奏を披露してくれました。
私自身、本格的な太鼓の演奏を聴くのは初めてでした。最初の「岩手県立大船渡東高等学校太鼓部」の演目からその迫力とメンバーの一体感ある動きに圧倒され、鳥肌が立ちました。各団体の演目についてご紹介したかったのですが、残念ながら撮影はNG。是非現地で生演奏の太鼓の迫力を体験してください。
観客の中には第一回からほぼ毎年観に来ている方もおられ、お客さんそれぞれに太鼓の演奏を楽しんでいました。
パンフレットと入場手形。入場手形は毎年実行委員会の手づくりだそうです
顧問の及川さんは「今年から会場も新しくなったので、来年からは県外からももっとたくさんの人が来てくれるような内容を考えていきたい」と、来年以降に向けて早くも動きだしておりました。
まだ復興途中の陸前高田ですが、太鼓の演奏は地元の方の活力になっていると感じました。来年以降も末永く陸前高田のシンボルとして、大会が途切れることなく開催される事を願っています。