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2018年12月20日
- [四国]
留学生たちと訪ねた伊予路①
留学生に対する研究助成を受けているサントリーフェローの皆さんと、
「サントリー地域文化賞」受賞者のもとを訪れ、学ぶ
「サントリーフェローシップ地域文化研修旅行」で、
12月7日(金)、8日(土)に伊予路を旅しました。
一日目に訪れたのは、「内子 歴史と文化の里づくり」として
サントリー地域文化賞を受賞された愛媛県喜多郡内子町。
江戸時代末から明治にかけての豪壮な屋敷や藏が立ち並ぶ美しい町並みを
保存、再生、活用するまちづくりが1960年代から続いています。
まずは、年間80万人が訪れ、全国屈指の売り上げを誇る道の駅
「フレッシュパークからり」内のレストランで昼食です。
食材はすべて内子産。メインディッシュ以外は食べ放題のバイキング!
食事の後は、内子町職員として長年、町並保存に関わっていらっしゃる
畑野亮一さん、西岡真貴さん、
50年以上にわたって町並保存を牽引してきた岡田文淑さんに
同行していただき、随所で説明うかがいながら、町並保存地区を散策。
国の重要文化財指定を受けている上芳我邸と、
併設された木蝋資料館もじっくり見学しました。
町並散策の途中では、築170年の民家を改装したゲストハウス&バー
「内子晴れ」を訪問。オーナーの山内大輔さんのご説明を伺った後、
山内さん独自のセンスと創意工夫を活かしたゲストハウス内を見学しました。
内子のシンボルとも言える、大正時代に建設された芝居小屋「内子座」を見学して、記念撮影。
その後は、研修旅行の背骨とも言える、レクチャータイム!
内子のレジェンド岡田さん 西岡さん(左)と畑野さん
内子は町並保存を通じて、ドイツ・ローテンブルグ市と長年にわたって交流。
本場ドイツで修行した山口佳一さんが内子産の豚肉を使って作った
ハム・ソーセージにも舌鼓を打ちました。
自慢のソーセージを切り分ける山口さん
そして最後は、再生した古民家を丸ごと1棟宿として提供する
内子の宿「久」で2次会。
食も建物も、地域にあるものを活かして大事に使う内子の皆さんと