２月８日（土）、広島県広島市の中国新聞ホールにて「サントリー文化財団４０周年記念フォーラムIN広島『地域文化　続けるヒント』」を、中国新聞社と共催で開催。昨年の東京を皮切りに福島、富山そして今回の広島で、４カ所目での開催となりました！
サントリー文化財団が主催する「地域文化の未来を考える研究会」では、地域文化の継続と発展のために、今私たちにできることは何かを考え、提言書『続けるヒント』としてまとめました。本フォーラムでは、『続けるヒント』の内容を報告するとともに、地域文化の生き残りについて、地域文化の実践者・支援者と知見を共有しました。

第一部では同研究会の代表である（政策研究大学院大学）飯尾潤教授より「地域文化活動が開く未来」と題して講演いただき、第二部は「地域文化を思う」をテーマに、（東京大学）御厨貴名誉教授、研究会メンバーの（新潟大学）長尾雅信准教授、また現在、地域文化活動に従事され、2017年サントリー地域文化賞受賞団体である「阿波木偶箱まわし保存会」の中内正子会長をパネラーに迎えディカッションを行いました。長尾先生からは文化継承のための企業協力の必要性、中内さんからは伝統芸能を絶やさないという強い思いのもと取り組んでいらっしゃるご自身の活動についてお話いただきました。
中盤では、2018年サントリー地域文化賞受賞団体である「因島水軍まつり実行委員会」から、「因島村上水軍陣太鼓保存会」の皆さんによる迫力ある演奏をご披露いただき、力強い太鼓や笛の音色が会場全体に響き渡りました。太鼓の皆さんの掛け声とリズムのもと、会場の観客全員で「エイエイオー」と声を出し、会場全体が大いに盛り上がりました！！
当日は広島県だけでなく中四国エリア全域から約300人の方にお集まりいただき、多くの方と地域文化の大切さを共有する場となりました。